糖尿病内科のご案内
― あなたの糖尿病治療に、専門医が寄り添います ―
糖尿病は、血液中の濃度が慢性的に高くなることで、全身の血管や神経に悪影響を及ぼす疾患です。日本人の糖尿病のほとんどが「2型糖尿病」で、食生活や運動習慣などの生活習慣と深く関わっています。
糖尿病は初期にはほとんど自覚症状がなく、気づかないうちに進行してしまうことがほとんどです。早期に発見し適切なタイミングで治療を開始すれば、深刻な合併症を防ぎ、健康な人と同様の日常生活を送ることができます。
こんな症状、思い当たりませんか?
☑ 健診で血糖値やHbA1cが高いと言われた
☑ 最近、のどが渇く・水をよく飲むようになった
☑ 疲れやすく、体重が減ってきた
☑ 尿の回数や量が増えた。夜間に尿で起きるようになった。
☑ 家族に糖尿病の人がいて、自分も心配
☑ 食事・運動・薬のことで、専門家に相談したい
糖尿病の症状は人によって異なり、無症状のことも少なくありません。気になることがあれば、早めのご相談と検査をおすすめします。
糖尿病による合併症 ― 知っておくべきリスク ―
糖尿病を放置すると、以下のような合併症を引き起こす可能性があります:
・糖尿病網膜症:視力低下や失明の原因になります
・糖尿病腎症:腎不全をきたし、透析が必要になることも
・糖尿病神経障害:手足のしびれ、痛み、感覚麻痺などを引き起こします
・動脈硬化による疾患:心筋梗塞・脳梗塞・足の壊疽(壊死)など
こうした合併症は、糖尿病と診断されたときから静かに進行すると言われており、早期発見と継続的な通院と検査が常に重要です。
治療の基本は「生活習慣(食事療法と運動療法)の見直し」と「薬物治療」、それらの「継続的な管理」です。当院では、患者さんの年齢・体調・生活スタイルを考慮した、オーダーメイドの治療の提案を行っています。
▶ 食事療法
「制限」ではなく、「バランス」を重視した食事指導を行います。管理栄養士が一人ひとりに合った、継続可能で実践的なアドバイスを提供します。
▶ 運動療法
軽いウォーキングから始められる有酸素運動などを中心に、日常生活の中で取り入れやすい運動を一緒に考えます。
▶ 薬物療法
最新の糖尿病治療薬(DPP-4阻害薬、SGLT2阻害薬、GLP-1受容体作動薬など)を活用・最適化し、必要に応じてインスリン治療にも対応しています。「インスリン注射を辞めたい」の相談も受け付けておりますので、お気軽に相談してください。
当院糖尿病内科の特徴
日本糖尿病学会専門医が常勤
長年の大学病院勤務で培った確かな専門知識と経験で診療を行います。
多職種連携によるチーム医療
看護師・管理栄養士・検査技師が連携し、患者さんを包括的にサポートします。
合併症に対応した診療体制
眼科・腎臓内科・整形外科などとの連携で、合併症の早期発見・早期治療に努めています。
入院による集中的な血糖コントロールも可能
必要に応じて、短期入院での治療調整も相談可能。
担当医紹介
樂得 隆之(らくえ たかゆき)医師 <毎週水曜午前外来 担当>
(日本糖尿病学会専門医/日本内分泌学会専門医/日本内科学会認定医)
「糖尿病は、治療と自己管理によって十分にコントロール可能な病気です。
一緒に前向きに取り組んでいきましょう。わからないことも、じっくりお話ししながら解決していきます。」
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